オ オ バ ン (ツル目・クイナ科)(冬鳥)
『オオバン』は、白川河口や熊本港付近では、秋の終わりから冬、春の始めまで、冬鳥として見ることができます。
2009年7月には、熊本港で繁殖した例があるそうです。
最近は増加傾向にあり、越夏する個体もいるそうです。
冬場は、子飼橋付近の白川でも、えさを探している姿を見ることができます。
大きさ ・体の特徴 ・鳴き声 |
オスもメスも同じ色付きと体の大きさです。 体長39cm、翼を広げると74㎝くらいです。ハトより大きくみえます。 体は黒くて、額とくちばしが白いのが特徴です。 泳いでいる姿をみることが多いです。 水面では足を下げて浮いています。 飛ぶ時は、足で水面をけって助走して飛び立ちます。 キョン キョンと鳴きます。 |
食事 ・えさ |
泳ぎながら、水草や水生こん虫をとらえて食べます。 |
名前の由来 | バン(黒い体で、くちばしがあざやかな赤と黄色。田んぼの番(見張り)をする鳥という意味で、水田に巣を作ることからそう言われた)という鳥がいます。 そのバンより体は2まわり大きいので、「大きなバン」という意味です。 英語名ではCoot(クート)といい、まぬけとかとんまという意味があるそうです。なんと失礼な名前にしたんでしょうね。 |
分 布 | 湖や沼、広い川、池などにすみ、冬は群れになって生活するものが多いです。 アシ原や草むらに枯草で巣を作り、5~10個の卵を産みます。 九州以北で繁殖し、本州以南で越冬します。 |
留鳥の バン (ひたいとくちばしが赤く、くちばしの先が黄色)